IoT革命前夜。

スティーブ・ジョブズがApple Iを初めてHCC(ホームブリュー・コンピューター・倶楽部)で紹介した頃、丁度i8080が世に出てMITSのアルテア8800が発売された頃、電子工作マニアにとってはまさにコンピュータ革命前夜の賑わいだったと思う。電子工作マニアにとっては大きなビジネスチャンスが目の前にあったし、回路の読めない人もソフトウェアで一旗揚げる事も可能だった(ビル・ゲイツなんかはその中の代表格)。商売人にとっては、新しい商品を世に送り出すチャンスだったし、凄く活気に溢れていたと思われる。

しかし、今は正にIoT前夜だと思う。簡単なワンボードコンピュータとそれに制御されるロボット。ネットにさえ繋がれば何でもやってのける、夢の環境。そして、それを後押しする様な政府の政策。小学生からプログラミングの授業を必須化して、簡単な言語でロボット動かしたり、ドローンを飛ばしたりする。豚が学生の頃は、専門学校や大学に行って初めて、ワンボード(と呼ぶには大層な)マイコンに、アームロボットを繋げて、アセンブラで制御する……。せいぜいこの程度の事しか学べなかったし、環境も無かった。今は電子工作が出来れば、様々なセンサーや機器をマイコンに接続し、ロボットなんか簡単な物なら子供向けのキットも或る位だ。しかも言語はBASIC。コアとなるマイコンボードはキットで1500円程度、完成品でも2000円しかしない。モニタは自動車のダッシュボードに置く用の物が1500円程度でAmazonなんかで売られ居り、それを利用可能。ACアダプタやキーボードなんかはPCの物をそのまま流用可能で、それだけでロボットを施御したり様々なセンサー類を動かしたり、簡単なゲームなら作れてしまう。

最近発売されたTinkerBordなんかは、キーボードにマウス、それに記憶素子としてmicroSDXCカード、後はモニタとスピーカを繋げば、立派にパソコンとして使えるワンボードマイコンだ。以前はRaspberry Piがその役を担っていたが、同じサイズで性能は2倍。4K出力にも対応して、動画を再生しても駒落ちしない。勿論、入出力用のピンヘッダも装備しているから、様々な機器を繋げたり、自作したりすることが出来る。ギガビットLAN端子も搭載しているので、インターネットにも接続できる。(多分、無線ANも搭載していたと思う。)
OSはDebianベースのLinuxで、プログラミング言語も最初から複数搭載している。正にIoTの為に生まれてきたようなマイコンだ。これで実売が8000円弱。正直、ネット閲覧用のPCなら、これがあれば必要十分な性能を持っている。実際、豚もそのように使っていた。

本当はロボットを動かしたりしたいのだが、残念ながら豚も回路図が読めない人間なので(習った筈だが)、ソフトウェアの面から何か出来ないかと考えている。
こう考えると、アルテア8800が発売された当時、ジョブズがApple Iを公表した当時と似通っている気がする。
今はアジアのならず者国家が核爆弾とロケットで世界を脅迫しているご時世だが、せめてそんな事も暫し忘れて没頭出来る趣味、そしてゆくゆくは何らかの事業に繋げていきたい。そう言う夢を見るのも良いと思う。

午前7時14分

 

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