こんな、夢を見た……。

 今日はあさから予定していたことの出鼻を挫かれて、仕方なく自宅で久しぶりのビールを少し飲んで、不貞寝をしていました。いつもながらに夢を見たのですが、今日は今までの人生で一番楽しかった時間の夢を見ました。

 舞台は豚が高校3年の夏、学校のコンピュータルームにて幕が上がりました。
 そうです。コンピュータ部の部活動の夢です。当時は桑原先生の陣頭指揮の下に「画面切り替え式RPG」(当時はハイドライド形式と呼んでいました。スクロールは文化祭終了後に実現。)である「ハスターの愛情物語」(後に「ハスターの冒険」と改題。P氏原作です)を文化祭までの短い残り時間と闘いながら、必死にプログラムを書いていた頃の夢です。
 詳細は記しませんが、とても充実した、それでいて温かい夢でした。目覚めるのが惜しいと言うのはこう言う事でしょうね。楽しい時間はあっという間に過ぎ去って、また現実に戻ってきました。(夢の内容は秘密です。)

 何故こんな夢を今更見たのかですが、昨日より制作を始めた「ドラクエもどき開発用ゲームエディタ」のせいなんじゃないかと思います。構想では今まで別々に作っていた「キャラクターエディタ」「マップエディタ」「モンスターエディタ」を一つのツールにまとめ、各エディタ間のデータの行き来を可能にする予定です。開発言語はC++&DXライブラリ、プラットホームは当初はWindows10、後にMacOSXにも対応予定です。DXライブラリが公式にMacOSXに対応した事により可能になりました。
 キャラクターエディタは以前に作った「cedit2018」を取り込む形で、機能の追加と最適化を行います。マップエディタとモンスターエディタは新たに開発します。それらを1つのツールにまとめて、データ管理を簡単にします。完成後には「イベントエディタ」も統合して、座標情報と簡単なスクリプトを吐き出せる様に出来ればと思っています。

 高校時代には「キャラクターエディタ」「マップエディタ」「モンスターエディタ」までは制作できましたが、イベントエディタまでは手が回らずに、力業でマップにイベントを埋め込みました。今回は視覚的に(どういう方法かはまだ考えていません)イベントを作成出来ればと思っています。簡単なスクリプトの解析エンジンは実験的に作ってみましたが、今の所は成功しています。もっと精度を上げなければ、実用化は出来ませんが……。

 桑原先生に叩き込まれた手法は、ぼんやりとでは有りますが頭の中にあります。資料は一切合切紛失してしまいましたが、記憶をたどって何とか再現したいと思っています。この手法はファミコン時代のドラクエ型RPGにのみ通用する方法で、現在のRPGには全く通用しません。それに当時はBASIC+アセンブリ言語(マシン語)で制作していましたが、今回はC++オンリーなので実コードは全く参考になりません。一からのオリジナル開発です。

 以上のツールを「脱高校生三十周年記念」に当たる今年から、制作を始めようと思い立ちました。締め切りは2020年7月。一年有りませんが、何とか形にしたいと思っています。

 鬱病と闘いながら、弟の介護の片手間に、他言語の勉強をしながら一人で開発するので、ここまでが精一杯だと思います。また、途中でツールの参考にするために「RPGツクール」で簡単な作品を作ってみようとも思っています。形になるかは分かりませんが……。

 しかし三十年間もドラクエ型RPG制作の夢に取り憑かれるって、はっきり言って馬鹿以外の何者でもありませんね。他の友人たちはもっと先に行ってしまったのに、豚はいつまでも同じところで足踏みしています。あばれはっちゃくの父ちゃんが居たら「父ちゃん、お前の馬鹿さ加減に涙が出てくらぁ!」と張り倒されそうですね。

 三十年越しの夢、「そして伝説へ……」となりたいものです。

 午後1時40分

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