
先日は「ソフトウェアを知る」をオクで入手しましたが、今回は「ハードウェアを知る」も入手してしまいました。
落札価格は直前まで3,000円台だったのが、残り一分になって入札が相次ぎ一気に16,000円にまで跳ね上がりました。
諦めようかと思っていましたが、ここで逃せば恐らく生涯出会う事は無いだろうと思ったので、結局競ってしまい最高値で落札。定価で言うと「ソフトウェアを知る」と「ハードウェアを知る」の合わせて二冊で4,000円位なのに、その約10倍の価格で購入しました。
恐らく今夜にも到着すると思いますが、「入手してそれで満足」にならないように、大事に読んでいきたいと思います。
一応滅多に行かない寝室には、先日入手したPC-8801mkⅡSRとPC-8801FA、PC-8801MA2の3台がすぐに使える環境で設置してあります。
これで豚が知っているPC-8801mkⅡSR関係の全ての技術書が入手出来たので、後は古のスキルを蘇らせてコードを書くだけです。しかし実際の所は弟の介護に加え、成年後見人の補助として資料作成をしたりと中々自由になる時間が取れません。大体毎晩11時頃~翌朝9時頃までは、いつ実家に呼び出されても良いように自宅で待機中だし、作業を度々中断するのは今の豚では集中力が続かないので、実際にPC-8801mkⅡSRでコードを書く迄には至らないかも知れません。
他にも読みたい本や積みゲー等も大量に有るし、小中学生の時みたいな「夏休みの予定表」みたいな物を作らないと、手が回りません。いや、作っても突然鬱の波に呑まれたりで、思考停止状態になったりで、難しいかも知れません。
PC-8801mkⅡSRにはZ80(実際には互換CPU)が搭載されていますので、何か作ろうとするとZ80アセンブラの知識が必要となります。
豚は30年ほど前にはZ80と8086アセンブラを教えていたので、知識は染みついているのですが、それでもニーモニックはかなり忘れています。
それにZ80には除算命令が無いので、自分で一から書いてやる必要があります。これがなかなかの曲者で、普通に減算していって余りを出すだけでは正確性に欠け、とてもじゃないけどゲームなどの制作は出来ません。一度数字をバイナリに変換して、二進数の世界で計算させる必要があります。高校時代、このルーチンを書くのに非常に苦労しました。豚が未だに関数電卓を手放せない理由の一つです。
8086で除算命令が有る事を知った時、どれだけ感動した事か……。それ位手間な事なんです。
この度はPC-8801mkⅡSR関連の資料をかなり入手しましたが、未だに梱包を解かずに積んであります。プログラミングはボケ防止にもってこいだと思うので、余生にコツコツとコードを書いて楽しもうと思っていました。でも、今回使ったお金の合計はかなりの物で、すぐにでも触らないと勿体ないと思ってしまいました。
何分レトロPCなので、いつ動かなくなるのか分かりませんが(一応完全修理マニュアルは入手してあるので、部品さえ有れば何とかなりそうですが)、その時を迎えるまで大事に弄り倒してやろうと思います。
豚にとってZ80でコードを書いていた頃が、今までの人生の中で一番幸せで輝いていた時代です。今は面影もありませんが、当時を懐かしみつつPC-8801mkⅡSRやその後継機に触って行けたらなと、今は考えています。
それにしても、ゲームにしてもPCにしても、レトロを弄るのは高く付きますね。年金暮らしの豚なんかが踏み込んではいけない世界のように思います。